「最高の休息法」を読んで
わかりやすいマインドフルネス本『最高の休息法』
マインドフルネスを知らない人や、知っているけど、これからやってみたい人や、感情のコントロールをしていきたい(不安、ストレス、怒り)人にはお勧めできる本かなと思います。
なぜこの本を読もうと思ったのか#
私は、康の中でも最重要である睡眠が十分にできない時が度々があります。少しでもいい質の睡眠を取りたいという思いがあり、色々考えすぎて頭がいっぱいになることや、すごく不安になることもよくあります。そういった時の対処法や、心を平穏をどうやったら手に入れられるのかと思い、この本を手にとってみました。
概要#
この本は「マインドフルネス」1をメインに取り扱っており、「マインドフルネス」初見の方でも、都度の解説や、実践方法などもわかりやすく、スッと理解でき、マインドフルネス初心者の私も容易に理解できました。簡単な内容としては、主人公が目の当たりにする課題をマインドフルネスを通じて、解決、改善していきます。全編物語調になっていて、楽しく読み進めることができます。
印象に残ったポイント#
無意識のうちに色々なことを考えてしまうのが何故なのか、今までそれに対して、何なのかという疑問すら持っていませんでした。それは、DMN(デフォルトモードネットワーク)と言って、人は意識せずに、普段同じことを繰り返して過ごしていると脳が自動運転をします。これを。例えば、毎日通う通勤や、歯磨き、食事の準備など特に脳を使わなかくてもいい事です。このDMNの状態になると、脳は色んなことを考えだし、脳をフル回転させます。その時に、いい事も考えますが、悪い事も考えてしまいます。例えば、過去にあった失敗や、これから起こる不安なことなど。
それを、対処するのが、マインドフルネスの過去、未来の感情をを断ち、「今この瞬間」に意識を向けることです。マインドフルネス瞑想は、毎日、5分または10分とって、瞑想をします。瞑想時は、呼吸に意識を向け、その間いろんなことが頭に浮かんできますが、それを認識するだけにして、気付いた段階で、また意識を呼吸に戻します。瞑想はいつでもできるので、例えば、睡眠時、寝付けない時に呼吸に意識を集中させ、呼吸の数を数える(ラベリングと言います)と呼吸に意識を集中させることができ、余計なことを考えずに済みます。これは、私が小さい時に教えてもらった、羊の数を数えると眠れるというのは、マインドフルネスに通ずるものがあるんだなという気づきもありました。
実践したこと・効果#
今実践していることとしては、毎日、5分ほど時間をとって、マインドフルネス瞑想をしています。それによって原点の「今この瞬間」を再認識しているイメージです。毎日しないと、そのことマインドフルネス自体を意識しなくなってしまう気がするので、習慣化することが大事だと思っています。また、歩くこと、作業しているときに、無意識にネガティブなことを考えだしそうになる時は、その作業中に「今この瞬間」に意識を集中するようにしたことで、考えすぎたり、ネガティブな思考をすることが減ったように思います。本の最後に、チラッと書かれていた、携帯をベッドルームに持ち込まない。ということも意識的に取り入れています。私は、以前スマホをベッドルームに持ち込んでいましたが、夜中に目が覚めて、眠りにつけないとき、ついついスマホに手が伸びて結局、長時間眠れないことがよくあったからです。これを実践すると、布団に入ったら、寝るしかない、起きたとしても瞑想して、眠りにつくという、循環ができたので、睡眠の時間、質と共に向上していると実感しています。
まとめ#
本書には紹介した瞑想法以外にも、様々な瞑想法が書かれています。瞑想に割く時間がなくても、行動中にもできる瞑想があり、忙しい方にも実践しやすい内容になっているのかと思います。この本を通じて、心の平穏は一長一短では、手に入れられないものだと思っていますが、日々の生活にマインドフルネス瞑想を取りいれて、心の健康もケアしていけたらなと思います。
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マインドフルネスとは、「今この瞬間」に意識を向け、過去や未来にとらわれず、思考や感情をありのままに受け入れる心の状態です。 ↩︎